重厚な武用の一作 幕府世臣 久幸七十歳作之<川井久幸> 江戸末期 武蔵 保存刀剣 白鞘、拵付 58万円 刃長20.5cm 反り0.1cm 元幅2.15cm 元重0.85cm 平造り庵棟、うぶ茎。 互の目乱れ、湾れてややほつれる。匂い口フックラと小沸よくつく。細かに金筋、砂流しかかり明るく冴える。板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ淡く映り立つ。水心子正秀の高弟、細川正義の弟子。幕臣、川井久幸。
継康作<包丁正宗写し> 昭和四十二年二月日 現代 静岡 白鞘 12万円 刃長22.6cm 反り0.1cm 本造り庵棟、うぶ茎。 湾れに互の目乱れ、大房の互の目交じる。匂い深く小沸よくつく。湯走りかかり、太い足入り葉働く。金筋、砂流しかかる。匂い口明るく冴える。板目肌、杢交じりよく練れよく詰む。地沸微塵につき、強い地景よく入る。
東京の現代刀工 武州御岳山麓住政賢作 応○○氏需 昭壬子春 現代 東京 白鞘 12万円 刃長27.3cm 反りナシ 重ね0.55cm 元幅2.85cm 本造り庵棟、うぶ茎。 互の目乱れに飛び焼き交じる。匂い深く、沸づく。足よく入り葉働く。細かな金筋、砂流しかかる。匂い口明るく冴える。板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵につき、強い地景入る。
一文字の如し 備前国住長船左京進宗光 文亀元年八月吉日 室町後期 備前 特別保存 白鞘 拵付 290万円 刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅 48.7cm 1.4cm 0.65cm 2.9cm 0.5cm 1.95cm 本造り庵棟、うぶ茎。 互の目丁子乱れ、華やか。湯走り飛び焼きかかり、匂い足盛んに入り葉働く。金筋、砂流しかかり匂い口明るくフックラと見事に冴える。小杢目肌に板目交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景よく入り映り立つ。長船左京進宗光。
長船景光の代作者 備前国長船住近景 鎌倉後期 備前 重要刀剣 白鞘 お問い合わせ下さい 刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅 73.2cm 2.7cm 0.6cm 2.9cm 0.4cm 1.9cm 本造り庵棟、うぶ茎。湾れに小互の目、小丁子交じりやや片落ち風となる。匂い口フックラと沸づく。匂い足よく入り葉働く。細かな金筋、砂流しよくかかり、匂い口明るく見事に冴える。板目肌、杢交じり練れよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ乱れ映り立つ。古刀最上作、長船長光の弟子。
至徳年紀の古名刀 備州長船貞光 至徳二年五月日 鎌倉後期 特別保存刀剣 白鞘 58万円 刃長26.5cm 反り0.3cm 重ね0.48cm 元幅2.6cm 平造り庵棟、うぶ茎。小互の目乱れ、喰い違い刃二重刃交じる。匂い口フックラと沸づく。湯走り飛び焼きかかり、匂い足入り葉よく働く。細かな金筋、砂流しかかり明るく冴える。板目肌、杢交じりよく練れ詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ映り立つ。表裏に龍の彫刻。倫光の門。