相州伝の一覧


写す清麿

吉原国家 七十二才作 昭和四十年仲秋 恵贈渡辺○○君

現代 東京  保存刀剣 白鞘 55万円

刃長 反り 元重 元幅
28.5cm 0.0cm 0.65cm 2.6cm

本造り庵棟、うぶ茎。 互の目乱れに大房の丁子交じり、飛び焼き交じる。匂い深く、沸見事につく。足よく入り葉働く。細かな金筋、砂流し頻りにかかり、沸筋顕わる。匂い口明るく冴える。板目肌、柾交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、強い地景よく入る。

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覇気溢れる

国次(山田関)

室町中期 美濃 特別保存刀剣 白鞘、拵付き 95万円

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
59.6cm 1.5cm 0.7cm 2.8cm 0.45cm 1.8cm

本造り庵棟、磨上茎。互の目に丁子交じり、焼き高く華やか。匂い口フックラと小沸よくつく。湯走り飛び焼きかかり、匂い足入り葉働く。金筋、砂流しかかり明るく冴える。板目肌に柾交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ映り立つ。山田関。

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相州彫見事

相州住広次

室町中期 相模  特別保存刀剣 白鞘 220万円

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
55.4cm 1.51cm 0.8cm 3.2cm 0.55cm 2.3cm

本造り庵棟、うぶ茎。互の目丁子乱れ飛び焼きかかり、皆焼風となる。匂い口フックラと小沸よくつく。刃縁に細かな金筋絡み、砂流しかかる。匂い口明るく冴える。板目肌、柾目交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景よく入り映り立つ。表に行の剣龍巻、裏に凡字の彫刻。相州廣光の門、廣次。

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五字忠吉の名品

肥前国忠吉(初代忠吉)

江戸初期 肥前 特別保存刀剣 白鞘 195万円

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
46.6cm 0.9cm 0.65cm 2.95cm 0.5cm 2.25cm

本造り庵棟 うぶ茎 中直刃浅く湾れる。匂い深く小沸見事によくつく。二重刃かかり細かな小足、葉働く。刃縁に細かな金筋よく絡み、砂流しかかる。匂い口明るく見事に冴える。小杢目肌よく詰み、小糠肌となる。地沸微塵に厚くつき、細かな地景よく入り淡く沸映り立つ。初代忠吉。橋本新左衛門。埋忠明寿に学ぶ。鍋島家抱工。

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相州上位作

無銘(直江志津)

南北朝 美濃 特別保存刀剣 白鞘 120万円

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
45.6cm 0.8cm 0.7cm 3.2cm 0.6cm 2.9cm

本造り庵棟、磨上茎。 互の目乱れ、大房乱れ交じり小乱れ交じる。匂い深く見事に沸づく。小足よく入り、葉働く。金筋、砂流し頻りにかかり、明るく冴える。板目肌に杢交じりよく練れよく詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕われ映り立つ。直江志津一門。

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相州の傑作

広次(相州)

室町前期 相模 特別保存刀剣 白鞘、拵付き 155万円

刃長19.6cm 内反り 重ね0.46cm 元幅2.24cm

平造り庵棟、うぶ茎。互の目乱れ焼き激しく皆焼となる。匂い口フックラと沸づく。湯走り飛び焼きかかり足、葉盛んに働く。金筋、砂流しかかり明るく冴える。板目肌に柾交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ映り立つ。

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