脇差(30センチ~60センチ未満or一尺~2尺未満)の一覧


豪壮

備前国住長船清光作之  天正二年八月吉日

室町後期 備前 特別保存刀剣 白鞘 85万円

刃長 反り 元重 元幅
35.1cm 1.06cm 0.8cm 3.1cm

平造り庵棟、うぶ茎。湾れ乱れに小互の目刃交じり、ややほつれる。匂い口フックラと小沸よくつく。匂い足入り葉働く。細かな金筋刃縁に絡み、砂流しかかる。匂い口、明るく見事に冴える。小板目肌、杢交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景顕われ映り立つ。末備前の代表工、五郎左衛尉清光。清光作中第一の名工、見事に鉄冴える。戦国期の短刀の名作。

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相州彫見事

相州住広次

室町中期 相模  特別保存刀剣 白鞘 220万円

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
55.4cm 1.51cm 0.8cm 3.2cm 0.55cm 2.3cm

本造り庵棟、うぶ茎。互の目丁子乱れ飛び焼きかかり、皆焼風となる。匂い口フックラと小沸よくつく。刃縁に細かな金筋絡み、砂流しかかる。匂い口明るく冴える。板目肌、柾目交じりよく詰む。地沸微塵に厚くつき、細かな地景よく入り映り立つ。表に行の剣龍巻、裏に凡字の彫刻。相州廣光の門、廣次。

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五字忠吉の名品

肥前国忠吉(初代忠吉)

江戸初期 肥前 特別保存刀剣 白鞘 195万円

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
46.6cm 0.9cm 0.65cm 2.95cm 0.5cm 2.25cm

本造り庵棟 うぶ茎 中直刃浅く湾れる。匂い深く小沸見事によくつく。二重刃かかり細かな小足、葉働く。刃縁に細かな金筋よく絡み、砂流しかかる。匂い口明るく見事に冴える。小杢目肌よく詰み、小糠肌となる。地沸微塵に厚くつき、細かな地景よく入り淡く沸映り立つ。初代忠吉。橋本新左衛門。埋忠明寿に学ぶ。鍋島家抱工。

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相州上位作

無銘(直江志津)

南北朝 美濃 特別保存刀剣 白鞘 120万円

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
45.6cm 0.8cm 0.7cm 3.2cm 0.6cm 2.9cm

本造り庵棟、磨上茎。 互の目乱れ、大房乱れ交じり小乱れ交じる。匂い深く見事に沸づく。小足よく入り、葉働く。金筋、砂流し頻りにかかり、明るく冴える。板目肌に杢交じりよく練れよく詰む。地沸微塵につき、細かな地景顕われ映り立つ。直江志津一門。

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