二代長船康光の脇指です。応永備前の代表刀工で、盛光と並ぶ名工です。腰刀と称された本造り脇差最初期の作で、姿は優美で美しく、出来が優れます。地肌は応永杢と呼ばれる杢目が美しく、はばき元から鮮明な映りが顕われています。刃紋は腰の開いた互の目丁子で、匂い口はフックラとしてとても柔らかいです。江戸初期の入念な脇指拵が付いており、内外共に当時の高級武士の為の指料として相応しい作りになっております。
備州長船康光 永享七年二月日
刃長 | 反り | 元重 | 元幅 | 先重 | 先幅 |
48.4cm | 1.1cm | 0.6cm | 2.7cm | 0.4cm | 1.5cm |
室町前期 備前 保存刀剣 白鞘、拵付 売却