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無銘(山城守国包)

無銘ながら仙台藩伊達家の抱え鍛冶であった二代國包の見事な拵がついた柾目が美しい脇差です。
国包は大和保昌の末といい、初代は政宗公の命により慶長十九年に京の越中守正俊に学び、寛永三年に山城大掾を受領し、寛文四年に亡くなっております。二代は正保二年に家名を相続し、寛文七年に山城守を受領し、寛文十二年に亡くなっております。国包は初代が特に高名ですが、時間軸を考えますと初代と二代の作はほぼ同じ環境、同じ職人によって造られていたことが分かります。本作も二代の作ながら初代を髣髴とさせる出来口となっております。なお国包は古風で質実剛健な作風が政宗公に好まれたようで一貫して大和伝の作刀を行い、その一門は明治まで十四代に渡って伊達家の抱え鍛冶として活躍しました。本作もしっかりとした柾目に覇気のある沸づいた刃が美しい、大和保昌に迫る貴重な国包の一作です。付属の拵えは幕末の塗師の銘が入った職人渾身の作です。特に鞘は厳かな存在感さえ感じる竹の蒔絵で、今回補修して完璧な状態を取り戻しています。

刃長 反り 元重 元幅
34.7cm 0.4cm 0.5cm 2.95cm

安土桃山 陸奥  保存刀剣 白鞘、拵付き  38万円

附)黒梅竹彫塗鞘脇脇指拵(特別貴重小道具)

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