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荘司筑前大掾藤直胤(花押) 六十五翁天保十四年仲秋

 幕末を代表する名工、大慶直胤の刀です。水心子正秀の高弟にして、新々刀最上作であり江戸三作の一人にも数えられている名工です。水心子正秀の門人の中でも最も技量に優れた名工とされています。その中でも本刀は気品ある姿ながらガッチリとした重ねと身幅がある豪壮な刀です。作風は備前伝の片落ち互の目の刃紋に覇気溢れる力強い動きがあり、刃中の働きも盛んで地鉄には直胤杢が顕われています。さらに美しい映りが顕われ、まさに長船兼光を彷彿とさせる出来であります。直胤の名刀を是非ご覧下さい。

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
74.7cm 1.9cm 0.8cm 3.3cm 0.65cm 2.4cm

江戸後期 武蔵 特別保存刀剣 白鞘、拵付 参考品

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