固山宗次の高弟、泰龍斎宗寛の刀です。宗寛は門下中きっての名工であり、宗次の代作も多く行ったようです。作刀は宗次同様の備前伝を造っておりますが、その作風はさらに豪壮で迫力のある利刀を造っております。なかでも本刀は鮮明な美しい映りが顕われ、逆がかった華やかな丁子刃が華やかで見事です。
泰龍斎宗寛造之 安政六年七月日
刃長 | 反り | 元重 | 元幅 | 先重 | 先幅 |
70.7cm | 1.3cm | 0.8cm | 3.25cm | 0.55cm | 2.4cm |
江戸後期 武蔵 特別保存刀剣 白鞘 180万円