「家を助く」と、縁起の良い銘として珍重されてきた長船家助の脇指です。応永備前の代表刀工で、盛光、康光と並ぶ名工です。本作は重要刀剣候補となる出来が素晴らしい逸品です。作風は地肌が応永杢と呼ばれる杢目肌が美しく、はばき元から鮮明な映りが顕われています。刃紋は複雑な働きを持った腰の開いた互の目丁子で、匂い口はまことにフックラとしてとても柔らかいです。
備州長船家助 応永三十年八月日
刃長 | 反り | 元重 | 元幅 |
41.8cm | 0.5cm | 0.6cm | 2.9cm |
室町前期 備前 特別保存刀剣 白鞘 お問い合わせ下さい











