商品詳細

安政六未年十一月百不知老人久幸<川井久幸>吹毛匣裏冷光寒外道天魔

細川正義の弟子、幕臣でもあった川井久幸の作による刀です。大和伝のよく切れるという伝法に私淑したと思われ、大和伝風の鎬の高い柾目が顕われる作刀を得意としました。その作刀は武用専一の武骨な実用本位の作風で知られ、腕の立つ武士に大いに賞用されました。また大和伝は南朝(後醍醐天皇)に協力した大和鍛冶の作風でもあって、そこには勤皇の思いもこめられていると思われます。幕臣の多くが久幸に注文しており、埼玉県の郷土刀ともいえます。

この刀は豪壮で出来が良く、久幸が得意とした槍に通じる実用本位の力強さを感じます。総体に重ねが厚く重厚で、新々刀とは思えないような古色ある地鉄が顕われ、鉄の強靭さを感じさせます。なお本刀には、陸軍軍刀拵が付属しています。

刃長 反り 元重 元幅 先重 先幅
69.0cm 1.6cm 0.8cm 3.4cm 0.65cm 2.8cm

江戸末期 武蔵  保存刀剣 白鞘、拵付 85万円

この商品に関するお問い合わせ

お問い合わせはTEL:0480-58-0224でも受け付けております
(10〜18時・火・水曜日をのぞく)