井上真改の代作代銘である正保頃の「和泉守藤原國貞」の傑作です。真改は初代国貞の次男で、慶安5年に二代目を継ぎ、寛文十二年八月に「和泉守國貞」から「井上真改」と改銘しました。江戸の虎徹に対して大阪の真改、助広と並び称された名工です。この刀は堀川国広をはじめとする堀川物の最高傑作を手掛けた初代の作風を継承した真改の初期作です。真改の本領である古作郷を髣髴とさせる深々とした沸出来の刃が一切のムラ無くまとまっており実に見事です。
和泉守藤原国貞(井上真改)
刃長 | 反り | 元重 | 元幅 | 先重 | 先幅 |
68.9cm | 1.8cm | 0.65cm | 2.95cm | 0.5cm | 1.95cm |
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