応永備前の代表工、康光の刀です。応永備前の代表刀工の一人で、盛光と並ぶ名工です。小太刀姿の特注作で、古長船に見紛う、直刃丁子乱れの見事な出来です。地肌は応永杢と呼ばれる杢目が美しく、はばき元から鮮明な映りが顕われています。刃紋は小丁子、小乱れなど素晴らしい直刃で、細かで見事な働きがあり、匂い口はまことにフックラとしてとても柔らかい見事なものです。まさにその作風は景光を思わせるものです。さらに本刀には、最上位の格式に則った素晴らしい半太刀拵がついており、内外共に当時の高級武士の為の指料として相応しい作りになっております。
備州長船康光 応永廿八年三月日
刃長 | 反り | 元重 | 元幅 | 先重 | 先幅 |
60.0cm | 1.66cm | 0.56cm | 2.75cm | 0.32cm | 1.6cm |
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