埼玉の刀工である慶雲直弘、本名は小島寛氏によって造られた刀です。慶雲は直胤門人の初代直弘から数えて五代目の刀工にあたります。本刀は重ねが厚い上に、一寸を優に超えた身幅がある、豪快な迫力がある刀です。作風は刃紋が逆がかった互の目丁子が華やかで、備中青江の太刀を彷彿とさせます。総じて作刀当初の古名刀の特徴をよく捉えており、中心仕立ても入念且つ丁寧である為、相当な特別注文品であったと分かります。
寛造 昭和五十九年四月吉日(慶雲直弘)
刃長 | 反り | 元重 | 元幅 | 先重 | 先幅 |
71.5cm | 2.00cm | 0.76cm | 3.30cm | 0.55cm | 2.24cm |
現代刀 埼玉 白鞘 45万円







