新選組副長、土方歳三の愛刀と知られる名工、和泉守兼定(十一代兼定)の刀です。土方家に伝わる刀と同じ慶應三年の年紀である他、特別な作品であったようで斬れ味で知られる仙台国包のような柾目出来です。
総じて本作の作風は質実剛健な姿に強い柾目肌の精良な鍛えが見事で、戦を生き抜くという十一代兼定の渾身の気迫を今に伝えています。
和泉守兼定 慶應三丁卯年八月日(十一代兼定)
刃長 | 反り | 元重 | 元幅 | 先重 | 先幅 |
71.0cm | 1.3cm | 0.7cm | 3.1cm | 0.5cm | 2.15cm |
幕末 陸奥 特別保存 白鞘 お問い合わせ下さい